米軍機の平均経年数は、超大型長距離輸送機「C-5」が40年、戦略爆撃機「B-52」が56年、空中給油機「KC-135」が57年で、空軍機全体の平均経年数では23年にもなる。こうした軍用機の部品交換のために途方もない金額の予算を準備して申請しているにもかかわらず、用意できない部品の数は1四半期当たり10,000個にも上る。
こうしたこまごまとした部品は、かつてはどれも非常に安価だった。大型長距離輸送機「C-17 グローブマスターIII」に設置されているトイレの便座は、いまでは実に10,000ドル(約109万円)もするという。