ツー・サイド・プラットフォームとは、たとえばクレジット・カード会社の例で述べると、カード保有者と加盟店という異なる2種類のユーザーグループを結びつけるサービス機能を果たしており、2種類のユーザーグループ間の取引を促すネットワークと利用ルールを提供するプラットフォームである。
プラットフォームには、ネットワーク効果と呼ばれる外部性がある。一方のユーザーグループの価値は、もう一方のユーザーグループのクリティカルマスに達するまでの規模によって決まる。そのためツー・サイド・プラットフォーム企業にとっては、双方に価値が生まれない限り、利益を生み出せないというジレンマに陥ることになる。