・pとqを命題とするとき、「pならばq」という命題を「p⇒q」で表わす。この「ならば」という言葉には、日常生活と数学(論理)の世界とでは扱いが異なる面があるので注意を要する。たとえば、日常生活で「明日、曇りか晴れだったらあなたの家に遊びに行くよ」といったとすると、この言葉には「明日、雨だったらあなたの家には遊びに行かない」という意味が含まれるだろう。しかしながら数学(論理)の世界では、「曇りか晴れならば遊びに行かなくてはならないが、雨だったら何も決めていないので、遊びに行っても行かなくてもかまわない」と解釈するのである。すなわち「曇りか晴れなのに、遊びに行かない」ということだけを誤りと解釈するのである。

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