・どの歯磨き粉がよいかとか、朝食のゆで卵は半熟と固ゆでのどちらがよいかといったことで、結婚生活の危機が訪れる。よくある話だ。内容はくだらなくても、「関係のレベル」では大きな影響があるからだ。

・あなたがパートナーに何か提案したとしよう。しかし相手は、「そんなのまったく意味がない」と、文字通りばっさりと切り捨てた。あなたにはその理由がまったくわからない。あなたは「内容のレベル」に留まり、「どうして? いい提案だと思うけど」と言うこともできる。するときっと、「そうしたかったら、すればいいでしょ。私は意味がないと思うけどね」と言われる。今度はあなたがいらいらして、「そうするよ」となる。ラポールは完全に壊れる。これで話は終わりだ。

・どんな相手とも一瞬でラポールを築くには、相手が正しいと認めさえすればいいのだ。

・必ずしも相手が完全に正しいわけではない。しかし――ここが非常に重要なのだが――相手の目線に立てば、相手が正しいのだ。

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