予約をしながら接種を受けに来ない人が20人に1人の割合でいたのだと、ベレムスキは指摘する。また、ハンタウイルス肺症候群(HPS)などの予防には2回のワクチン接種が必要だが、2度目の接種を受けに来ないことで十分な免疫を得られていない人が相当数いるという。

「予約をしたのに現れない人の割合は、ロックダウンによる移動制限のせいで今後数カ月のうちにさらに増えるかもしれません」と、ベレムスキは言う。「予約が守られないことによって生じる最大の問題は、決められたタイミングで投与できなかったワクチンは廃棄するしかないという点です。ただでさえ不足しているワクチンを廃棄せざるを得ないのは、非常に大きな問題だと思います」

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