散歩によって記憶力や注意力の検査結果が向上する。歩くことで、神経細胞のつながりが新たに形成され、通常は加齢に伴って進行する脳の委縮のリスクを軽減するという。
また、歩くペースを速くしたり遅くしたりすることにより、考えるペースを能動的に変えることができる。あてもなく考えをめぐらせたり、周りを観察したりすることが、新しいアイデアを生んだり、思いがけない洞察を得たりすることを促すのだ。
米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、中程度から激しい運動(散歩を含む)を1回行うだけで、睡眠や思考、学習効果が向上し、不安に伴う症状を軽減させることができる。