出典部分は、天平2(730)年正月に開かれた宴席で出た和歌の数々を記すのに先立ち、その情景をまとめて記した序文。「令月」(めでたい月)の柔らかな風や梅花の香りなどをたたえている。著名歌人の山上憶良(おくら)ら出席者の歌そのものは、漢字の意味ではなく音を借りた「万葉仮名」で記されているが、この序文は和歌を説明する「詞書(ことばがき)」とも呼ばれる部分で、正式の漢文で書かれている。
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出典部分は、天平2(730)年正月に開かれた宴席で出た和歌の数々を記すのに先立ち、その情景をまとめて記した序文。「令月」(めでたい月)の柔らかな風や梅花の香りなどをたたえている。著名歌人の山上憶良(おくら)ら出席者の歌そのものは、漢字の意味ではなく音を借りた「万葉仮名」で記されているが、この序文は和歌を説明する「詞書(ことばがき)」とも呼ばれる部分で、正式の漢文で書かれている。