人間はちょっとだけ難しいことにチャレンジしているときがいちばんやる気が出る──Susan Harter という心理学者が行った実験で、子どもたちを結果に対して報酬があるグループと何の報酬もないグループに分け、ワードパズルをやらせるというものがある。ご褒美があるグループは確実にいい点数が取れる簡単なパズルを選び、ご褒美がないグループは自分の実力よりもやや難しいパズルを選ぶ。そして難しいパズルを選んだ方が頻繁に笑顔を見せるという。「やる気」を出す環境を構築するうえで、非常に示唆に富む実験である。

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