グーグルの「再生可能エネルギーの購入量は法人としては世界最大」で、19年9月には世界各地での新規契約を通じて購入量を40パーセント増やしたと発表した。新規契約は再生可能エネルギー発電設備の建設に資金を提供し、完成後にそこでつくられた電力を受け取る内容だ。この種の取り組みはグーグルが先駆者で、再生可能エネルギー発電の拡大を目的としている。
グーグルはほかにも、機械学習を用いたデータセンターの効率化を進める。例えば、人工知能(AI)に気象データを学ばせて冷却システムを最適化するといったことだ。データセンター事業担当ヴァイスプレジデントのジョー・カヴァによると、システムは5分ごとにさまざまな気象条件を計測し、気温が急激に低下した場合は冷却装置を弱めるなどの微調整を行なっている。