一部のショッピングサイトではメールアドレスを入力すれば割引を受けることができるが、入力しないことを恥ずべき行為だと思わせようとする。単純な「いいえ」ボタンの代わりに、「いいえ、わたしは定価で支払うのが好きです」とか「いいえ、わたしは貯金なんてしたくありません」といったメッセージが表示されることもよくある。
マーケティングメールを受け取らない選択をするボタンがグレー表示になっているサイトもあった。「クリックできるにもかかわらず、この選択肢は利用できない、あるいは無効になっているという錯覚をつくり出す」と、論文では説明されている。
同様の方法として、わかりにくい質問をするというものもある。いくつかの小売業者は、二重否定を取り入れて顧客を混乱させている。「最新情報のメールを受け取りたくなければ、チェックボックスをチェックしないでください」といった具合だ。