~みそは医者要らず!!~ 1.コレストロールの抑制
・大豆に含まれるリノール酸は、コレステロールを体外に排出するのを促進します。植物性ステロールは小腸でのコレステロールの吸収を阻害します。ビタミンEは、血液中のコレステロールを運搬するHDLにたくさん含まれます。この3つの成分は相乗的に働き大きなコレステロール抑制効果を示します。
大豆に含まれる成分で、この他、大豆レシチン、大豆タンパク、食物繊維、サポニンがコレステロール抑制効果を示します。2.胃がん予防
・みそ汁を飲む頻度の高い人ほど、胃がんによる死亡率は低い・・・・これは1981年に、国立がんセンター研究所の平山 雄博士によって発表された「みそ汁を飲む頻度のと胃ガンの死亡率との関係」の調査結果です。みそ汁を飲む人と飲まない人を比べると、とくに男性では、まったく飲まない人の死亡率は、毎日飲む人に比べて50%も高いというものです。
これは胃がんだけでなく、心筋梗塞、肝硬変などの場合にも同じような傾向が見られます。
3.肝臓がん予防
・味噌の成分中には、肝臓ガンの発生を抑える作用のあることが、実験で確かめられています。肝臓ガンが自然発生する系統の雄のマウスに、「標準のえさ」と「味噌入りのえさ」されぞれ16ヶ月間与え続けたところ、みそ肥料を与えたマウスは、腫瘍の数が減って小さくなり、また発生率も大幅に減りました。4.乳がんの予防
・味噌には、フィト・エストロゲンという植物性の女性ホルモン作用物質が含まれていて、乳がんの発生を抑えると考えられています。5胃潰瘍の防止
・みそ汁を毎日、または時々飲んでいる人はまったく飲まない人に比べて胃炎や胃潰瘍、十二指潰瘍などの胃の病気が少ないという研究結果があります。さらに、年齢別調査では20~50歳代間では大きな差はないものの、60歳を超えると、飲んでいる人は、とくに胃の病気になりにくいという高い数値がでました。6.老化防止
・みそに含まれるビタミンEやダイゼイン、サポニン、褐色色素などには、体内の酸化を防止する作用があります。老化というのは全身の組織や機能の衰えと、細胞レベルのものがありますが、血管や体細胞、脳細胞に過酸化物質が増えると老化が促進されます。つまり、細胞を若々しく保つためには、この物質をためないことが大切なのです。実際にラットによる実験ではサポニンや褐色色素の投与により、肝臓内の過酸化物質の増加が顕著に抑制されることも確認されています。7.消化促進
・みそのタンパク質は発酵過程で20~40%ほどが分解されてアミノ酸化しています。本来消化吸収に時間のかかるタンパク質の中では消化吸収の良い形になっているのです。さらにみその中には活性度の高い消化酵素もたくさん含まれているため、他の食品の消化吸収を助ける働きをします。8.整腸作用
・みその中に含まれる植物繊維は、腸の掃除をしてくれます。また、みそに含まれる微生物は腸内の腐敗菌や有害物を体外に送り出してくれるのです。毎日みそ汁を飲むことにより、腸が掃除され、体調を整えることができるのです。9.美肌効果 ・メラニンの合成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ。メラニンとは皮膚や毛髪の色を決める物質で紫外線の刺激に反応してシミ・ソバカスが出来ます。味噌に含まれる遊離リノ-ル産にはメラニンの合成を抑える働きによって美肌効果があります。