武田信玄が6歳年下の春日源助に送ったとされているラブレターが東京大学史料編纂所に所蔵されています。そこには、武田信玄が弥七郎という男性との浮気を春日源助に疑われ、疑いを解くために必死に弁解している様が見てとれます。
原文を簡単に現代語で翻訳すると、
弥七郎に言い寄ったことはあるけど具合が悪いと断られたよ。嘘じゃないよ。
弥七郎と寝たことはない。昼も夜も特別な関係になったことはない。ましてや今夜などあるわけもない。
君ともっと良い関係を築きたいと思って奔走していたのに、疑われてしまって悲しいよ。
今言ったことが嘘だったら八幡大菩薩や諏訪上下大明神の罰を受けてもかまわない。
ちゃんと正式な紙で謝りたかったけど、役人の目があるからごめんね。
また今度、きちんと謝らせて。