マイクロソフトは、パソコンのオペレーティングソフト「ウィンドウズ」や業務支援ソフト「オフィス」で高いシェアを誇っていたものの、スマートフォン対応やクラウド化の波に遅れ、アップルやグーグル、アマゾンの後塵を拝していた。
しかし、2014年にサティア・ナデラ氏がCEOに就任した頃から経営戦略を大きく転換。リンクドインなどのクラウドサービス企業を買収し、クラウドコンピューティングサービスの「Azure」やタブレットパソコンなどの「サーフェイス」など革新的なサービスや製品を生み出した。
その勢いは今も続いている。最近では、米国防総省のクラウド構築の契約を本命と言われていたアマゾンを退けて締結したり、サーフェイスでは来年のホリデーシーズンの発売に向けて革新的な2画面デバイスを2機種発表したりするなど盤石だ。投資家の期待も高く、株価もうなぎ登りだ。