人工呼吸器が足りなくなったらどうなるだろうか。人工呼吸器がないために、助かるはずだったが死んでしまう。これにより、死亡率が重篤者と同じ率にまで跳ね上がる。つまり死亡率は5%になる。イタリアでおきていることはこれである。
日本の病床は十分たくさんあるから(90万)大丈夫ではないのだ。本当の医療のキャパシティは、病床数ではなく人工呼吸器の数にある。これはどれだけ強調しても強調しすぎることはない。
これに気づいたのか、直近になり急遽全国の人工呼吸器の数の調査がおこなわれた。サンプル調査であるが、そこから総数を推計できる。私の推計では、全国で、現在存在する人工呼吸器の数は、9万2千。うち現在利用可能な数は、5万6千と推計される。