1999年、GoogleはKleiner PerkinsとSequoia Capitalの2社から$25MのシリーズA出資を受けている。実はこの裏でBenchmark Capitalは出資を断っていた。今となれば、Google(2019年2月現在の時価総額は85兆円程度)への出資を断るなんてと誰もが思うが、スタンフォードの博士課程を中退した名も無い二人が率いる小さなスタートアップに過ぎなかった。
Benchmark CapitalがGoogleへの投資を断った理由は3つ:
バリュエーションが高すぎたこと(創業して一年未満にも関らず$75Mのバリュエーションを要求していた)
売上がないどころかビジネスモデルも存在しておらず創業者二人(Larry PageとSergey Brin)はビジネスモデルを当面作る気もなかったこと
創業者の二人が非常に横柄で投資家のアドバイスを聞き入れる雰囲気でもなかったこと(Benchmark Capitalの著名投資家Bill Gurleyの「どうしてVCの資金が必要なんですか?」という質問に対してPage氏は「必要ではない。欲しいだけだ。」と人差し指を立てながら返答したそうな)