グーグルに目を向けてみよう。同社の姉妹企業でライフサイエンス部門を手がけるVerilyは、P&Gと提携しておむつの「パンパース」にセンサーを埋め込んだ。
このセンサーは、赤ちゃんがいつ眠ったり排せつしたりするかをトラッキングできる。米国で19年12月に発売されたこの「Lumi」と呼ばれるおむつは、個々人のデータは直接使わないものの、集合的なデータを製品の改善に使う予定だという。
新生児の排せつをトラッキングするというグーグルの興味は、いまのところ副次的な目的になっている。しかし、まもなくそれ自体が主目的になるかもしれない。