いくら貯金しておく必要があるでしょうか。実は、3カ月の入院が必要な場合でも、42万円で十分です。なぜならば、日本ではすでに誰もが公的な健康保険制度に入っているからです。治療費はほとんど健康保険から支払われます。さらに、入院などで治療が長期間に及んだ場合でも、自己負担額は高くてもひと月14万円で頭打ちです(「高額療養費制度」)。だから3カ月の長期入院治療に備えて最大42万円(≒14万円×3カ月)の貯金があれば、ほとんど心配することはないのです(それでも心配な人は、6カ月の入院に備えて84万円を貯金すればよいでしょう)。