1)民主国家は基本的に犯罪カルテルのように機能している。道路や病院や学校といったものをつくるために、まじめな市民にその資産の大きな割合を差し出すよう強要する。

2)インターネットの普及や仮想通貨の出現によって、政府は個人間の取引に介入したり、収入に課税したりすることができなくなる。これにより個人は、民主主義の「政治的みかじめ料」から解放される。

3)その結果、国家は政治的実体として時代遅れなものとなる。

4)そのような国家の残骸から、新たなグローバルシステムが生まれる。そこでは「知的エリート」が権力と影響力を誇り、「独立個人」という階級として「大量の資源を支配」する。彼らはもはや国民国家の支配を受けることなく、自らに有利に働くよう国のあり方を変えていく。

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