もともと辛抱強い性格ではないので、何か新しいテクノロジーを使えるようになろうとしても、思うようにいかないと投げ出してしまうことが多いんです。わたしよりもそのテクノロジーに通じている誰かに助けてもらうほうが簡単だと思ってしまいます。

でも今回は違って、自分ひとりでやり抜きました。これは結果的にアルバムのサウンドを左右することになるからです。もし誰かに自分のイメージを伝えたとすると、そのイメージは必ずその誰かの脳を経由して処理されることになりますよね。それが今回はわたしとソフトウェアだけの関係でつくりあげたんです。

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