承認欲求が強く、傲岸不遜、上にはおべっかを使うが、下にはつらく当たる。そもそも、リーダーにのし上がる人には、「マキャベリアン(個人の野望と利益に固執し、人との関係性より、権力や金を優先する)」「サイコパス」「ナルシシスト」という、心理学では「暗黒の三元素(Dark Triad)」と呼ばれる3つの特質をもった人が多いとされています。
最近では、これに「サディズム」が加わった4要素という説もあります。一般人のサイコパスの出現率は1%である一方、エグゼクティブになるとその割合が3~5%になるというデータもあるほどです。
「共感力」のかけらもなく、手段を選ばずに人を蹴落とす一方で、「過剰なコンフィデンス(自信)」が「コンピテンス(能力)」と勘違いされ、登用されやすい。これが「共感力のない無能なナルシスト」が出世するからくりです。