発見可能性とは、「製品を使いこなすために必要なアクションやボタンなどを、いかに素早く発見できるか」という考え方です。ノーマン氏らがApple製品のUXを設計していたころは、製品の使用者がその時点で可能なアクションを全てボタン、アイコン、メニューの項目などのオブジェクトで示すことを原則としており、このことをノーマン氏らは「See and Point(見て指す)」と呼んでいました。「See and Point」は長い間、Apple社内で使われていたガイドライン上で最重要事項の1つとして記載されていましたが、iOS 4が登場した2010年の後半には姿を消してしまったとのこと。