フラッシュカードを用いて「HOT」と「COLD」といった対義語のペアを覚えるとする。被験者の一部には、語が2つとも完全に書かれているカードが与えられる。例えばこんな具合だ。HOT:COLD 他の被験者が使うカードでは、2つ目の単語は頭文字しか書かれていない。HOT:C そののち、対義語のペアをどのくらい覚えているかテストしたところ、文字の欠けているカードを使った集団のほうがはるかに成績がよかった。空白を埋めようとしたことが、つまり見るだけでなく行動したことが、情報のより強力な定着につながったのだ。

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