・本当に売ろうとしているのか、単に自分の意見の影響範囲を確かめたいだけなのか。
・合格するための文章であれば、読み手を「そうそう、そのとおりだ」と頷かせれば良い。しかし、たとえば、文章でお金を稼ぐプロになりたいならば、それではまったく不足である。万人が納得する当たり前の意見を書くよりも、「こいつの言っていることは、ちょっと変だ。しかし気になるから、また読んでみよう」と思わせる文章、だいたいは納得できるものの、一部だけ、「そうかな?」と反論したくなる文章、読んでいるだけで刺激的で、これまでになかった思考に触れられる文章、そんな「読みもの」こそがプロの仕事である。訴えたい意見、正しい見識、知識の披露が主目的ではない。