前代未聞の勢いで突き進む藤井二冠からの“刺激”を問われると、「刺激というか、二冠ですから、すでに大きな実績を残されている」と敬意を口に。さらに「日々の対局とか棋譜を見て、そこで参考にしたり、勉強したりしているところです」と、30歳以上も下の棋士の将棋を“教材”として取り入れていることも明かした。
今回挑戦する豊島竜王は、その藤井二冠を通算で5勝0敗と圧倒している。18年7月には、同じく100期をかけた第89期棋聖戦で敗れ、初タイトルを献上しているだけに、「非常に最新の形にも精通していますし、攻めても受けても非常にミスがないというか、力強さを見ているだけでも感じています。七番勝負の舞台で顔を合わせられることは楽しみに思っています」と思いを語った。