藤田:羽生さんは、藤井さんがプロになる前からご存じだったんですか?

羽生:それこそ彼が9歳、10歳の頃から知っていました。将棋の世界には、プロアマ問わずに参加ができる「詰将棋解答選手権」というのが1年に1度あります。彼は10歳くらいのときに出場していまして、もう驚異的なスピードで問題を解いていたそうです。その大会は、問題が解けた人から部屋を出ていくのですが、同じ部屋で参加していたプロ棋士がまだ1問も解いていない中、彼はすべての問題を解いてさっさと部屋を出ていった、というエピソードを聞いたことがあります。

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