人間の体内に存在するタンパク質は2万~8万種類以上もあるといわれており、アミノ酸の配列や数によってタンパク質が持つ機能が異なります。
タンパク質は体内で果たす機能により、大きく2つのカテゴリーに分類されています。そのうちの1つが「構造タンパク質」であり、骨や皮膚といった人体を構成します。
たとえばコラーゲンは皮膚や腱、軟骨、骨などを構成するタンパク質であり……
インテグリンは細胞間を柔軟に結合するタンパク質です。
人体を構成する構造タンパク質とは別に、体内での生化学的な反応に携わる「機能タンパク質」と呼ばれるタンパク質があります。
食欲と代謝の調節に関わって肥満を抑制するレプチンや……
血糖値を下げる働きを持つインスリン
酸素分子と結合して肺から全身へと酸素を運搬する役割を担うヘモグロビン
タンパク質を切断してアミノ酸へと分解するトリプシン
体内時計を調節するCircadian Clock Proteins(概日体内時計タンパク質)など、機能タンパク質は体内のあらゆる反応に関係しています。