実験結果によると、3歳以下の幼児の記憶は年齢によりバラつきはあるものの、一定期間続くことが示されています。生後6カ月で記憶は1日、生後9カ月で約1カ月間、2歳で約1年間であることがわかりました。また、1991年に行われた研究では4歳半の子どもが18カ月前にディズニー・ワールドへ旅行に行った詳細な記憶を思い出せたことが判明しています。
しかし、6歳ごろから子どもたちは記憶を失い始めることがわかりました。2005年にバウアー氏が行った実験によると5歳半の子どもは3歳での体験の80%以上を覚えていましたが、7歳半の子どもは40%未満の記憶しかありませんでした。