光沢のある黄色いサテンの蝶ネクタイで出勤した時のこと、廊下ですれ違った上司から、「オーディションでもあるのか?」と冗談を言われて面食らった。「ブルーのブレザー、グレーのズボン、白いシャツ、そこに黄色の蝶ネクタイでしたから、上司は奇妙に感じたのでしょう」
ここ10年、銀行でも色を楽しむ男性を見かけるようになったが、たいていネクタイとソックスに限られているとマークは言う。自分の服装については、「青いスーツ、青いネクタイ、白いシャツという境界線を超えているので、同僚に不快感を与えているみたいです」と言う。