あのとき、松本人志さんたちは、若干運命論的に、アメリカの先制攻撃も仕方がないのかと思いかけていると感じたからなんです。彼らに「開戦説」の恐ろしさを納得してもらうためには、無力感に打ちひしがれていただく必要があったんです。核ミサイルが飛んできたら100万人死ぬ。その現実感もないでしょう。でも、もし仮に核弾頭を米軍が全て破壊できたとしても、まだ日本はスリーパーセルの脅威を受けるよ、と指摘したことで、スタジオは無力感に包まれましたが、それこそが私が意図したことでした。

更新情報知らせます はい 不要