1998年、心理学者のロイ・バウマイスターらが、有名な「チョコチップクッキーとラディッシュ」実験を実施した。被験者を3つのグループに分け、実験前は3時間何も食べないよう全員に依頼。グループ1にはチョコチップクッキーとラディッシュを渡し、食べていいのはラディッシュだけだと伝えた。グループ2にもチョコチップクッキーとラディッシュを渡し、どちらでも好きなほうを食べていいと伝えた。グループ3には食べ物を何も与えなかった。その後、3グループの全員に、正解のないパズルをやってもらい、どの程度の時間で諦めるかを調べたのである。すると当然ながら、グループ1はクッキーを食べないよう我慢することで意志力を使い果たしてしまい、諦めるのが最も早かった。

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