9時~5時で働く人と比べた場合、週に3回以上のペースでシフトワークを行う人は糖尿病の発症リスクが42%上がり、コレステロールや血圧も激増していました。また別の研究では、年に50日以上のシフトワークを続けた人は、脳機能のスコアが大きく低下しており、この数値を年齢に換算すると、同年代の人に比べて平均で6.5歳ほど脳が衰えた計算になります。かくもシフトワークが体に悪いのは、「体内時計のリズムを破壊するから」です。私たちの体は、日の入りとともに睡眠をうながすホルモンを分泌し、適切に体を休めてコンディションを調整するように設計されています。にもかかわらずシフトワークで人体のリズムを乱すと、睡眠の質が下がり、メンタルと体の両方に甚大な悪影響を及ぼすのです。