フェイスブックはこれまでも、豊富なデータをもつ企業の買収によって、ライヴァルのことを詳しく知ろうとしてきた。13年にはVPNアプリ「Onavo」を買収し、メッセージングプラットフォーム「WhatsApp」のようなアプリに関するデータを集めるために使用していた。
そして翌年には、WhatsAppも買収した。Onavoのデータから、Facebookの「Messenger」よりWhatsAppで送信される1日当たりのメッセージのほうが圧倒的に多いことが判明し、競合アプリに190億ドル出すことの正当性を示す上で役立ったのだ。
そしてフェイスブックは19年、Onavoのサーヴィスを停止した。Onavoのコードを使って、13歳という若いユーザーのデータまで収集していたことが批判されたことを受けたものだ。