キャメロン監督の構成はとてもベーシックで奇をてらったことはしないということ。よくいきなりバトルシーンから入って観客を引きこんでから、落ち着いたころに回想で「なぜそうなったか」を描写することがありますが、キャメロン監督はそういうことをしないんです。キャメロン監督のやりかたは、最初はセリフのないシーンから始まって、順を追って導入していくんですが、これがすごく丁寧なんです。ひとつひとつのシーンに詩情、感情に訴えかけるものがあるんです。そしてキャラクターの立ち位置が分かったころにはもうその世界にのめり込んでいるという感じ。

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