どこを見ても有能なリーダーが大会社を辞めていく。
ある上級マーケターは、独立して自分のために株式のオプション取引を行うために、3億ドル規模のブランドのマーケティングに見切りをつけて退社した。別の上級マーケターは、数十億ドルの価値があるポートフォリオを手掛けるチャンスに背を向け、小さなスタートアップのCEOになった。ある戦略エグゼクティブは、数十億ドル規模の上場企業を後にして独立し、フリーのコンサルタントに戻った。
私たちが見聞きした実話に加え、データの裏づけもある。マッキンゼーの調査によると、フォーチュン500企業のエグゼクティブの中で、自社が高パフォーマンスの人材を十分保持できていると考える人は、わずか7%である。