アップルが1998年に発売したiMacは、技術的な改良はわずかだった。そこで同社は、製品そのものではなくデザインでの差別化を図った。お決まりの黒やグレーの箱形ではなく、グミキャンディーのような形状で、「タンジェリン」や「ストロベリー」などの豊富なカラーリングを採用。その結果、技術的にはさほど新しくないものを、デザインによって適度に個性的に仕立て、最終的に成功へとつなげたのである。

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