具体的な謝罪のやり方としては、6つの段階が示されている。
①命や身体にかかわることがないかを確認、②経緯・事態を時系列で整理して完全に把握、③「謝罪シナリオ」を書く、④原因を究明し、再発防止策をまとめる、⑤直接の被害者に、直接謝罪に行く、⑥必要であれば、対外発表をする、というものだ。
直接の謝罪や対外的な公表などの順番が遅いようにも思われるが、①~④の準備がおろそかになると、目も当てられない事態になるそうだ。
②の作業にあたっては、6W1Hを頭に置き、しっかり事態を把握すること。特に誰に謝るのか、どういう順番で謝るのか、をはっきりさせる。また、実際の謝罪の際には、「自分事」として事態を捉え、真摯に相手に向き合うことを忘れない(逃げ腰な姿勢は非難の的になる)。
そして、②~④の作業に当たっては、特別チームを招集するなどして複数で当たること。