「脂が落ちても炎が全く上がらないのは、ほとんど異常な世界。僕は炎を消すため霧吹きをよく使ってました。あれって水分が素材に飛ぶから、炭火を使う意味がないってのは分かってたんですけどね…」と驚く。

炎が上がらないのは、備長炭の圧倒的な火力と空気が入り込まないようにしているため。炎がつく前に、脂が蒸発してしまうのだという。「炎を上げて焼くと、変な焦げと香りが付いてしまうから、あれもよくないね」

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