有害な上司は、実にさまざまな形で従業員に害を及ぼす。士気を下げる、心身の健康を悪化させる、ワーク・ファミリー・コンフリクト(仕事と家庭の葛藤)を深刻化させる、などである。

 管理職の虐待的な行動は、生産性の損失、従業員の離職、訴訟を招くことによって、組織に年間数百万ドルの損害をもたらすと推定されている。先行研究によれば、リーダーの行動は「トリクルダウン」、つまり組織階層の下方向に伝染し、部下の行動に影響を及ぼすことが明らかになっている。

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