創業者が注意すべきポイントを4つにまとめています。
Board Control(取締役会のコントロール)
Liquidation Preference(残余財産優先分配権)
Cumlative Preference(累積配当権)
Warrant Coverage(保障面での権利)「Board Control」は取締役会の構成への気配りについて。創業した会社を乗っ取られることが起きてしまったら元も子もありません。
「Liquidation Preference」は会社清算に関する取り決めです。優先株主となる出資者の株式持分を清算時にどう扱うかを規定するため、M&Aなどのみなし清算時も含まれます。
3つ目の「Cumlative Preference」は株式配当について。ここが累積なのか非累積なのかで、企業そのものが短期的に利益体質にならざるを得なくなるため、プロジェクト推進における株主の圧力を左右する箇所になる、と留意点が指摘されていました。
最後の「Warrant Coverage」は保障面です。特に弁護費用に関する取り決めは重要で、一般的に支払額の上限を3万ドルにすべきとしています。