セロトニントランスポーターの数を決める遺伝子の、S型、これが俗な言い方で「不安遺伝子」と呼ばれるものの正体です。これはセロトニントランスポーターを「少なく作れ」と指令する遺伝子のことです。「多く作れ」というのはL型です。そのS型とL型の組み合わせでみなさんの持っているセロトニントランスポーターの数が決まっています。

Sを2セット持っている人と、SとLミックスの人、Lを2セット持っている人がいます。SSの人はセロトニントランスポーターが少ない、ミックスの人は中ぐらい、Lを2つ持っている人は多いということになります。そして、日本人が世界で一番S型を持っている人が多い、ということがわかっています。

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