この企業は、これまで青だったウェブページを別の色に変えることで、売り上げを増やせるのではないかと考えた。そこで同社は色違いのウェブサイトをいくつか用意し、100カ国ほどを対象に色と売り上げの関係を調べた。数週間にわたるテストの結果、同社は「イングランド人は青緑色が好きなようだ」という統計的に有意な結果を得た。
ただし、得られたのは「一部の国ではウェブサイトを特定の色にしたら売り上げが伸びた」という保証だけだ。青緑色にすることで以後もイングランドで売り上げが増えるかどうかはわかっていなかった。
いざイングランドのウェブページの色を青緑に変更してみると、売り上げは減少したという。