悲嘆のプロセスはまず、否認の段階から始まります。最初のうちは、現実から目を背けようとする人が少なくありません。「私たちはウイルスに感染しない!」といった具合です。次は、怒りの段階。「家に閉じこもっていろ? 冗談じゃない! 何もできないじゃないか!」と反発するのです。
取引の段階では、「2週間家の外に出なければ、すべて解決するんだな?」などと考える。抑鬱の段階では、「この状況がいつ終わるのか、まったく見当がつかない」という思いが湧いてくる。
そして最後は、受容の段階。「現実は変えられない。この中でどうやって生きていくかを考えなくては」と思い始めます。