グーグル・マップに道案内をしてもらいたければ、アプリに2つの情報を入力する必要がある。現在地と目的地だ。それぞれの位置をより正確に入力すると、可能な限り最速のルートを使って、行きたい場所に到着する可能性が高まる。
成長プロセスについても、まさに同じことがいえる。すなわち、現在地と望ましい行先を明確に特定して、最速のルートをたどるべきだ。
ここで多くの人にとって問題となるのは、現在地と目的地について、幻想を抱く傾向があることだ。自分は、客観的に見た現在地よりもはるかに進んだ地点から出発すると思い込み、まだ何百マイルも手前にいるにもかかわらず、目的地に到着したと思い込んでいることは珍しくない。