新型コロナ以前の失業率が低い時期でさえ、米国の労働力の32%、すなわち4650万人が、賃金の中央値が時給15ドル以下という職業に就いていた。コロナ渦で、こうした労働者の多くをエッセンシャル・ワーカーと呼ぶようになった。

 ただし、彼らの賃金からは、「エッセンシャル(必要不可欠な)」だとはわからない。たとえば、精肉工場の賃金の中央値は時給14ドル。医療補助職はわずか12ドルだ。

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