Node-REDの特徴は、コーディングしなくてもプログラムが作れることだ。Node-REDには、「Node」と呼ぶプログラムの部品と、それらを線でつないだ「Flow」と呼ぶコンピューターへの指示書がある。実行したい機能を備えたNodeを線でつないでいくだけで、プログラムが完成する。特に、さまざまなWebサービスなどを呼び出して利用するAPIをプログラムで呼び出すには、一般のプログラム言語では高度な知識が必要になるケースが多い。しかしNode-REDならばAPIで利用したい機能を記述したNodeがあれば、それをFlowにつなぐだけで機能が実行できる。とても開発効率が高いプログラミングツールだ。
このように簡単にプログラムが作れることは、例えばIoTのサービスを企画してPoC(概念実証)をしたいようなケースで役に立つ。機能を検証するためのプログラムが、プログラミングの専門家でなくてもとても早く作れるようになるため、スムーズにPoCを実施できる。これは大きなメリットだと考えている。