仕事に全力を尽くさない人と一緒に働いた経験は、誰にでもあるだろう。1日中フェイスブックをチェックしている、昼休みを2時間とる、まったく締め切りを守らない、といった同僚だ。しかしどれほど腹立たしいと思っても、その人の振る舞いがあなたの仕事に実質的な影響を与えていなければ、サボりを取り締まる警察の役を負うべきではない。「過敏な警報アラームのような人だ、という評判を招いてはなりません」と言うのは、バブソン・カレッジの経営学教授で『影響力の法則』の著者であるアラン・R・コーエンだ。ハーバード大学医学部マクリーン病院のコーチング研究所を創設した、スーザン・デイビッドも同意見である。「やる気のない同僚があなたの仕事や昇進の邪魔をしていないのならば、放っておいて自分の仕事に専念したほうがいいでしょう」