「悪魔の代弁者」とは、ディベートなどで多数派に対してあえて反論をする人をいうが、これはもともとローマカトリック教会に端を発する。カトリック教会による聖人認定は、かなり場当たり的だったため、聖人の大安売りとなっていた。これを正すために13世紀に「列聖調査審査官」が設けられ、列聖の候補として挙げられたすべての証拠に対して細かい反対意見や反証を提出し、列聖審査をすることになったのである。この役職が後に一般的に「悪魔の代弁者」として知られるようになった。

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