タンパク質の欠乏は、セロトニンを減少させ、落ち込みやイライラを起こしやすくするのです。つまり、タンパク質の摂取量が少ない人は、イライラしやすい、怒りっぽい、というわけです。

 トリプトファンは肉類に多く含まれています。ですから、イライラしたり怒りっぽくなったりしないためには、日頃からタンパク質を多く含む肉類を食べればいいわけです。

 しかし、トリプトファンには悪玉コレステロールを増やすリスクもあります。そのため、魚や卵、大豆などもバランスよく食べることが必要です。青魚には、善玉コレステロールを増やし、動脈硬化や心筋梗塞を防止するオメガ3系脂肪酸がたくさん含まれていることで知られています。なお、トリプトファンからセロトニンを合成するためには、葉酸、鉄、ナイアシン、ビタミンB6などが必要です。

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