自身をデジタルノマドであると述べた米国人の数は、2019年の730万人から2020年には1090万人となり、49%増加している。

 そして、この集団の構成も変化している。2019年以前にデジタルノマドの多数派を占めていたのは、フリーランス、独立請負業者、自営業者といった独立事業主である。しかし、2020年のノマドの急増を牽引したのは、従来型の職に就いている人々だ。オフィス勤務という縛りを解かれ、ノマドへの道を踏み出そうと決心した従業員が多くいたのである。

 実際、従来型の職に就いているデジタルノマドの数は、2019年の320万人から2020年には630万人と、96%増えている。

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