2009年、マーク・アンドリーセン──1994年、22歳の若さでネットスケープ社を共同創業したことで知られるシリコンヴァレーの起業家兼エンジェル投資家──がヴェンチャーキャピタル(VC)会社を設立すると発表し、冗談めかして「ぼくはダークサイドに乗り換える」と語った。
アンドリーセンは長年の仲間であるベン・ホロウィッツとともにアンドリーセン・ホロウィッツという名で会社を立ち上げると発表し、同社は「起業家による起業家のための」会社になるだろうと説明した。これからの10年で、同社はFacebook、Skype、Lyft、Pinterest、Airbnb、Slack、Stripe、Coinbaseを支援するつもりで、その資産は160億ドルを超え、シリコンヴァレーで最大級のVC企業と見なされることになるだろう、とも宣言した。